プロジェクト事例

目的
効率化・コスト削減
技術
生成
業界
[ 広告・マーケティング ]
AIエージェントによる企画書初期案の自動生成
株式会社大広様
- 企画書初期案の自動生成による業務効率化
- AIエージェントによる論理的かつ独創性の高い企画立案
取り組みの背景
株式会社大広様(以下、大広様)では、広告企画業務において「少人数・短時間で、一定品質のアウトプットを継続的に生み出す」ことが求められていました。
この課題に対し、当社は「広告企画の専門家チームが議論しながら企画を組み立てていくプロセス」をAIで再現するアプローチを採用し、企画書の初期案を自動生成する 「DDDAI ® Planning」 の開発を開始しました。
開発内容
本プロジェクトで開発した「DDDAI ® Planning」は、クライアントからの与件(オリエンテーション内容)を入力するだけで、広告企画書の初期案を自動生成するシステムです。 具体的には、ターゲット分析、コンセプト立案、具体的な施策アイデアなど、企画書に必要な10〜20項目の構成要素を、論理的な一貫性を持ったドキュメントとして出力します 。これにより、プランナーは「0から1」を作る作業時間を大幅に短縮し、生成された案をブラッシュアップする「1から10」の創造的な業務に注力することが可能になります。
単にAIに質問して回答を得るのではなく、「広告企画のプロフェッショナルチームが議論を戦わせ、企画を練り上げるプロセス」そのものをAI上で再現しました。
複数の専門家人格が脳内で議論する、エージェンティック(自律的)な思考プロセスを実装
本システムでは、最新のAIエージェント技術(マルチペルソナ・アプローチ)を採用しています。単一のAIに指示を出すのではなく、AI内部に「プロジェクトリーダー」「マーケター」「データサイエンティスト」「クリエイティブ・ディレクター」など複数の専門家人格を定義。それらが相互に議論・批判し合うエージェンティックなワークフローを組むことで、これらのAI人格がそれぞれの立場から意見を出し合い、あたかもチームでブレインストーミングを行っているかのような擬似的な議論構造を構築しました。
ペルソナ間の議論を促す設計
AIが安易な回答で妥協しないよう、ペルソナ間で「反対意見」や「深掘りの質問」をあえて行わせる設計としました。例えば、あるアイデアに対してデータサイエンティスト役が根拠を問い、クリエイティブ役がブランドらしさを問うといった相互作用を促すことで、表層的なアイデアに留まらない、深みのある企画立案を実現しています。
成果
本システムはすでに大広様内での実務活用が始まっており、企画立案の初動フェーズにおけるスピードアップに大きく貢献しています。
生成されたアウトプットは、一般的な施策(SNS投稿、メール配信など)にとどまったのに対し、DDDAI ® Planningでは独創性・論理性の両面で高い品質を示しました。
DDDAI ® Planningの提案例:
「子ども用雑貨店のゴールデンウィーク来店促進」の企画

単なる施策の列挙ではなく、「ターゲット体験」「ブランド資産」「キャンペーン目的」といった論点がAI間の議論によって深掘りされた結果、論理的な裏付けとユニークさを兼ね備えた、実務に即戦力として投入できるレベルの初期案が生成されています。
※DDDAI ® は株式会社大広の登録商標です。